人生はジェットコースター

0歳男児を子育て中の新米ママが、育児や結婚、アニメ、男性声優などについて徒然なるままに書き留めるブログ。

実際にあった妊娠に関するパワハラについて思うこと。

最近SMAPの騒動が世間で話題です。

生放送を見てたけど、事務所からの謝罪強制というパワハラだし、違和感と不快さを覚えました。

商品であるSMAPよりも、社内の管理が出来ていない事務所のトップが謝るべきだと思います。

それに私だったら80歳以上になった時に、たくさんの人から早くくたばれと思われたくないなあ。

 

さて、うちの会社でも色々なパワハラはあったんですが、中でも結婚、妊娠関わるパワハラについて語っていきます。

今回は、どちらかというと、結婚、妊娠に関わる男性へのハラスメントなので、パワハラとします。

マタハラについては、別記事にします。

 

まず、うちの会社の概要ですが、地方の金融系の会社で、従業員数350人くらいで、営業所は県内に2つあります。

縁故採用もなんだかんだ未だにあるし、かなり体質の古い会社です。

30人以上いる管理職のうち女性の管理職が2、3人でしかも昨年度から誕生したばかり、未だに年末の最後の営業日には社内でお酒が飛び交います。

 

そんな会社では、ここ数年で若手職員同士の社内結婚が増えていました。立て続けに10組くらいカップルが誕生しました。

実は、私も社内恋愛の末に一昨年の11月に結婚しました。

 

私が結婚する1年前までは、社内結婚の場合、結婚してすぐか、続けていても妊娠してすぐに女性側が絶対に辞めていたんですよね。

 

その理由は、常務クラスから社内結婚カップルの男性に圧力がかけられていたことが大きな理由でした。

 

結婚の報告に行くと、「結婚か。おめでとう。で、奥さんはいつ辞めるんだ。」というような具合です。

 

どんだけ時代錯誤だよと思うのですが、それが暗黙のルールでした。

それこそ社内結婚がもっともっと主流だった30年くらい前からのルール。

 

先輩たちは、「奥さんは辞めたくないって言ってるけど、お世話になってきた常務にああ言われると辞めざるを得ない。まあ、結婚を意識してから覚悟してたしね。」と言ってました。

 

では、何故私が今育休を取れているかというと、その常務が社内での権力や勢いを失ったのと、他の常務がそういった圧力をかけなかったというのが理由です。

社内結婚カップルもますます増え、いちいち結婚や妊娠で辞めさせていたら、人事上立ちゆかなくなってきたことや、世間でもパワハラが大きく報道されてきたことも大きいです。

 

私は、運良く暗黙のルールを打ち破ってくれた先人に乗っかれた感じでした。育休が取れているのは、私で2組目です。

 

今では、社内結婚カップルでも辞めざるを得ないという状況はなくなりました。

 

昨年の夏頃、そのパワハラをしていた常務に偶然会ってしまったときに、妊娠報告をした時は苦虫を噛み潰した様な顔をしていましたが。σ^_^;

 

私はラッキーでしたが、辞めていった先輩たちからしたら色々思うことがあるかと思います。

 

会社を辞めてしまうと、収入面で大きな差が生まれてしまいます。

この前、うちにも出産手当金が振り込まれましたが、これがあるのとないのとでは、エラい違いです。

育休中に貰える育児休業給付金ももらえません。

 

子育てには、想像以上にお金がかかります。オムツやミルクのなくなるペースの速さには度肝をぬかれます。

 

 

また、社会との繋がりも薄くなって、物凄く狭い世界で過ごすことにもなります。

いくらネットがあっても、リアルの世界での繋がりは、おしゃべり好きな女性には必須だと思います。

 

会社を辞めてももちろん同僚たちには会えるけど、辞めた後の繋がりは少し遠いと思います。

 

本人の意思に関わらず、結婚や妊娠のタイミングがたった1年違うだけで、辞めざるを得ない人と辞めなくて済む人がいるなんて、本当におかしいと思います。

 

今の時代こうしたパワハラはさすがに減っていると思いますが、こんなパワハラがあっても、自分のためにも、奥さんのためにもその場で諦めない方がいいと思いました。